少し前からOfficeの動作がおかしくなった。メールに添付されたexcelファイルをダブルクリックしても開かない(ファイルの場所が見当たらない旨の表示がでる)。ずっとOffice2010を使っていたのでいい加減に古くてもうだめなのかと思いOffice 2019を入手しインストールした。が、ますます動作がおかしくなった。OSはWindows10である。
excelの新規ファイルを作成しようとすると"メモリまたはディスクの空き容量が不足しているため、ドキュメントを開いたり保存したり出来ません。"と表示され新規のブックを作ることができない。また、何故かexcelでCSVファイルを開くことができない。
Wordを立ち上げると"作業ファイルを作成できません。環境変数のTEMPの設定を確認してください"との表示がでる。これは”OK”を押すとそのまま普通に文書作成は可能である。
他にはpowerpointファイルを変更すると上書き保存ができない、図を挿入することができない。
LibreOfficeが無難に動くのでもうこちらで、と思ったもののせっかくMicrosoft Officeを入手したのだし、不具合があるまま使用するのも気持ち悪い。いろいろと調べてみたらインターネットファイルの一時保存場所やレジストリに問題があるらしい。
参考:
【Excel】エラーで新規ブックが作成できない時の解決法 – iF-Log(イフログ)
「作業ファイルを作成できません。環境変数 TEMP の設定を確認してください。」のエラーが表示される | Outlook Navi -利用方法と トラブルシューティング-
「作業ファイルを作成できません。環境変数TEMPの設定を確認してください。」の解決 - Qiita
結局のところ、インターネット一時ファイルの保存場所?「現在の場所」がなぜか空白になっていたのが原因であった。
コントロールパネル → ネットワークとインターネット → インターネットオプション
「全般」タブの「設定」ボタンをクリック →「インターネット一時ファイル」のタブの「現在の場所」が空欄の状態だった。
「フォルダの移動」ボタンをクリックして現在の場所に
C:¥User¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows¥INetCache¥
を指定することであっさりと解決したがここにたどり着くのに数時間を要した。
素人にはOfficeのトラブルがインターネト一時ファイルの保管場所の設定と関連しているのが理解できない。
また、調べたサイトではインターネット一時ファイルを設定するのにIEを使用していて、そもそも自分のPCにはIEをインストールしていないし、コントロールパネルも探さないと(検索しないと)見つけられない。このような者にとっては解決のハードルは高かった。が、終わってみればどうってことはなく嘘のように軽快に動作している。